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プリント基板実装工場組織 ~生産会社組織の特徴

プリント基板生産工場や生産会社では様々な部署(組織)で構成されています。
様々な部署で仕事した経験から部署の役割や特徴を記事にしたいと思います。
※私の主観なのであしからず。

まっさん
まっさん

約30年の間に工場勤務を通じ色んな職場経験から

工場組織の特徴を説明したいと思います。

まさこ
まさこ

まっさんはどんな職場の経験をしているの?

まっさん
まっさん

担当した業務は

製造、営業、生産管理、生産技術、部品調達を経験しているので

各部署の内容は結構把握してるつもりです。

まさこ
まさこ

経験したから記事として掛けるんだね。
この記事を読んで職場異動などをして色んな経験をして

自身のキャリア構築に役立ててください!

目次

生産工場の部署について

会社組織

プリント基板実装工場等の生産会社組織としては以下で構成されています。
(部署名や構成が違くても同様の役割を果たしているものもあります。)
・営業
・生産技術
・製造ライン
・保守(メンテナンス)
・生産管理
・部品調達

・品質保証
・その他(経営企画、総務、経理)
今回の記事では生産技術、製造、補償、生産管理、部品調達について解説します。

各部署の役割について

ここでは各部署の役割について紹介します。
役割だけではなく、部署に所属する人の特徴なども触れたいと思います。
あくまでも私の主観なので多少名称が違うかもしれません。

営業についてはこちらをご覧ください。

新規顧客/既存顧客に必要なアプローチ ~営業技術として

生産技術

生産技術は、工場などの製造現場において製品を量産化するための
設備の導入、生産工程の設計・改善、品質維持を行う部署です。
工場は生産技術が全てをコントロールすると言っても良い重要な部署です。

設計、基礎技術、改善、自動化、IT化、新規技術開発が大きな柱です。

とにかく忙しい部署で様々なスペシャリストが存在します。
・基板アートワーク設計
・メカ組立
・電子組立
・はんだ付け
・実装技術
余りにも専門的過ぎて全員違う仕事をしています。
もし生産技術部門が出来ないと言えばその仕事全てが無くなってしまいます。
それぐらい重要なポジションで結構孤独な仕事でもあります。

課題としては人材育成です
長い年月を経て自分で苦しんで生み出した技術は
メモや記録が無くても一生忘れることはありませんが

人から教わった技術は直ぐに忘れてしまいます。
会社としては技術伝承を数値化などしたいと考えていますが
中々簡単に人材育成が進まないのが大きな課題です。

生産技術の管理職は社内屈指の経験値があり各技術者から
リスペクトされてないと務まる事が出来ないです。
部下から相談されても何も解決へのヒントや助言が必要です。

生産管理

生産管理

生産管理とは生産計画で決められた数量を納期までに製造することを目的とする業務です。
計画通りに生産出来るようにするのが目的です。
最近は小ロット多品種を短納期でという流れになっているので
やはり経験値が必要になってくる部署で業務内容としては
・需要予測
・生産計画
・部品調達計画
・生産管理
・在庫管理
生産計画が貧弱だと工程間で製品が停滞しリードタイムが長くなりキャッシュフローが悪くなります。

課題としては生産計画の正確性と在庫管理です。
顧客別Forecast/確定情報の一元管理を行い生産をコントロールする。
柔軟に社内コントロールが要求されタイムリーな負荷調整管理を行う。

Forecastが入手困難で、需要変動が少ない場合は、実績を元にした在庫補充型で
生産量を決定し人間判断を少なくしてスムーズに生産管理を行います。

顧客の生産数変動が激しいので完成品在庫の持ち方をどこまで許容できるか
社内的な共通認識が必要になります。


最近ではスケジューラー管理を検討/運用しているメーカーもあります。

Forecastとは顧客からの中長期の生産予想、見込み。

製造ライン

生産ライン

毎日が工数と生産数で追われている生産ラインです。
採用形態も様々でパートさん、派遣さん、正社員と様々です。

毎日安定した品質を決められた数量を生産するという最難関な業務を行います。
何か問題があれば品証から吊るし上げられ、原因と対策を検討し
どんどん作業内容が拘束されていく厳しい環境にあります。

課題を打開するために製造側問題点を生産技術と共有/連携し
少しでも簡素化して工程改善が必要な部署で1分/1秒の積み上げが重要になります。

世界は凄まじい勢いで変化していますが、
職業柄、外部との接触が少ない為に自分達のやり方が一番と言い
変化を嫌がる方が多い傾向で非常に保守的な部署が多いです。

様々な自動化を導入し工数低減/人員削減施策が投入される部署です。

保守(メンテナンス)

保守点検

保守、メンテナンスを担当する部署は会社によって違いますが
製造や生産技術等の所属している部門になりTPM活動の中心的存在です。
週次、月次、3カ月、半年、年間のメンテナンス計画を作成し
定期的メンテナンスを実施していきます。
突如発生したトラブルにも対応しなければならず、苦労が多い仕事です。

経費削減名目で保守、メンテンナンス費用を圧縮したり
現場作業者へメンテナンス業務をさせる会社もあるようですが
品質、効率、稼働率、稼働率等の生産性を重要視するならば疎かにできません。


保守、メンテナンスは担当者スキルによって左右されることがあります。
同じ項目のメンテナンスを行ってもレベル差があり設備、装置、ライン稼働率に影響されるため
非常に経験が物を言う仕事で現場担当者は誰がメンテナンスしたのかを気にします。

今後は更に省力化、省人化が進みメンテナンスの重要性が注目されます。

部品調達

購買 調達

部品調達はその名の通り、必要な部材を生産開始日までに集める業務です。
最近の半導体入手性の逼迫でいかに部材を仕入れられるかという責任も重い仕事です。
部材の入手によりう会社売上にも影響が出るので苦しい立場になっています。

部品コストで会社利益も変動する要素になりますので
今まで1万円で調達していた部材を9,000円にすることで利益向上に寄与します。
生産開始日までに部品調達することで、生産遅延を防止する。
このような役割を、調達担当者は会社から期待されています。


融通か利かない印象もあり
若干粗悪な海外製部品でも部品コストが下がり部品を揃える事を優先しますので
製造工数増には目を瞑り、部品単価を下げる事を重要視している部署です。

※なので製造とは仲が悪い所が多いかもしれません。

品質保証課についてはこちらをご覧ください。

新規顧客との品質保証 ~品質基準の事前擦り合わせの重要性

まとめ

まとめ

今回の記事ではプリント基板工場や生産会社の部署について紹介しました。
様々な部署で業務を経験したことから言えるのは
どの部署でも職場異動の経験があり様々な目線で見れる方が
自部署だけではなく事業全体目線で物事を見ることが出来るので
業務異動を積極的に取り組んでいる企業の業績が伸びていると感じています。
この記事をご覧下さった方も機会があれば職場異動をして
様々な経験をすることが自身のキャリアにプラスになると思います。

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この記事を書いた人

【気が付いたら30年】
プリント基板量産: 6年
プリント基板試作: 2年
生産技術    :17年
営業技術    : 5年
【ブログ歴】  2021年6月開設
『プリント基板実装』や『ビジネス』などを発信しています。

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